「習い事に行きたくない!」…じゃあ、やめる?は、脅しかもしれない?
長男は、英語教室に通っています。
迎えに行くと、
楽しかったー!(^o^)
と笑顔で出てくる長男ですが、
少し前に、
「行きたくない!」「大っ嫌い!」
と言い放つ時期がありました。
今日は、
長男が習い事を嫌がるようになった理由と、
それがどのように解決されたのか、
について、お伝えしたいと思います。
通っている英語教室は、少人数制で、
子どもたち6人+先生1人で、一時間を過ごします。
通い始めたばかりの頃、
それはそれは楽しそうにしていました。
初回は、初めての場所・人で
なかなか馴染めず、心配でしたが、
2回目以降は、
迎えに行くと、ニッコニコで教室から飛び出してきて、
まさに、楽しさが体から溢れだしているような状態でした。
家でも、覚えた英語のフレーズを言ってみたり、
覚えた英語歌をふりつきで披露したり、
思いきって通わせて良かったな~
と、私もほのぼのした気持ちでいたんです。
ところが…
通いだして2ヶ月くらい経った頃、
先生からお話がありました。
「長男くん、一人だけ走り回ったりして、
皆と一緒に参加できないんです。
今度、お家で約束してきてくれませんか。
やっぱり、お母さんのことばがあると
一番頑張れると思いますので♪」
そうなんですか!? (゜ロ゜;
先生によると、長男は、好きなこと(歌の時間、DVDの時間、楽しそうなゲームの時間)だけ参加し、
興味のない時間には、教室を走り回っているようなのです。
関係のないときに、壁に貼ってあるポスターについて先生に質問したり、とにかくその時思い付いたことをして自由に過ごしていると。
先生は長男に度々声を掛けているが、なかなか戻ってこないと。
実はその少し前、心理士さんに、長男の気になる特性を指摘されたばかりでした。
私は、
やっぱりそうなんだ…(*_*)
と、少しガックリしつつ、
英語教室の先生が言っていたように、
長男と約束をすることにしたのです。
それは、英語教室に向かう車の中で。
「今日は、先生のお話をよく聞いてね。」
「ポスターが気になっちゃっても、今やることは違うって、思い出すんだよ。」
「今日はどんなことしたか、よーく教えてね。楽しみにしてるからね。」
…
なるべく本人を否定しないように、言葉を選びました。
そして、教室のあとには、先生に尋ねました。
「今日は、どうでしたか?」
先生が少しでも良かったところを言ってくれたら、
私も長男を褒めました。
1、2回は良かったんです。
それ以降は、教室での様子はあまり変わらず。
そして、だんだん、
長男は、英語教室に行くことを嫌がるようになりました。
「行きたくない!」「大っ嫌い!」
家の玄関で言うこともあれば、
教室の前で言うこともありました。
でも、
何とか励ましながら教室に入ると、
迎えに行った頃には楽しそうにしているのです。
私の頭の中では、
家で楽しそうに英語CDを聴く長男と、
教室を嫌がる長男と、でも結局楽しんでいる長男と、
始めたからには長く通ってもらいたいという私の気持ちと、
他の子にも迷惑がかかっているのではという後ろめたさと、
様々な思いがグルグル巡りました。
そんな調子で、2ヶ月くらいが過ぎました。
その2ヶ月の間に、教室の参観日があり、
長男の予想以上の暴走Σ( ̄□ ̄;)を目の当たりにした私は、
嫌なら、やめてもいっか。
と思えるようになりました。
英語は楽しそうだから続けさせたいけれど、
個別レッスンの方が合っているのかもしれない…
家で、親子でやっても良いし…
と、考えるようになりました。
そして、次に長男が行きたくないと言った時に、
じゃあ、行くのやめる?
と聞いてみたのです。
すると、
「行く。」
行くんかい!!(^_^;)/
私としては、少し覚悟をして尋ねたのですが。
それからも2、3回、同じようなやり取りをしましたが、息子は「やめる」とは言いませんでした。
ただ、教室の前でグズグズすることは変わりませんでした。
どうしたものかと、
このことを先輩ママさんに相談してみました。
すると、
うちも、そんなことあったな~。
「じゃあ、やめる?」って、
脅しに聞こえてるのかもよ~。
…(゜ロ゜)ナヌ!?オドシトナ!?
子どもは、母の言葉の裏にある気持ちを汲み取って、
母が求めている答えをすることがあるそうです。
それが、子どもの本心ではなくても。
(私も、覚えがあるなー。(^_^;))
だから、いくら言葉を選んで伝えても、
いくら口で褒めていても、
その裏の心配や疑いの気持ちが、長男には見えていたのかもしれません。
それから、私はきちんと長男と話をしました。
お母さんは、あなたが楽しくないなら、
教室をやめても良いと本当に思っているよ。
だって、楽しそうだからやってみたいって思ったんだもんね。
話しながら、思い出しました。
通い始めた頃は、
楽しいところに遊びに行く感覚で、送り出していた。
単語をたくさん覚えてもらうことが目的ではなくて、
英語を好きになってもらいたかっただけ。
それが、いつの間にか、
先生の言うことを聞いて、きちんと過ごすことを求めていた。
お友だちに迷惑を掛けないようにと「頑張る」ことを求めていた。
長男は、保育園でものすごく頑張っている。
頑張ること、今は、それで十分だ。
そんなことを思いながら話し終わったとき、
長男は、
「行く。」
やっぱり、行くんかい! (*_*)/
じゃあ、楽しんできてね (*^^*)♪
私はそれだけを伝えて、見送りました。
これで迷惑がかかるなら、もう、やめても良い。
これで最後だな、という気持ちで、見送りました。
すると、今日はすんなりと教室に入っていきました。
それだけではありません。
迎えに行くと、先生が褒めてくれたのです。
「今日は、工作を全部一人で頑張ったんですよー!お友だちにも、自分から話しかけたりしてたんです♪
お母さん、何かお話してくれたんですか??」
(いつもは、工作は真面目に参加せず、代わりに先生が色塗りなどしていました。)
私は、後日、先生と電話で話しました。
(本人の前では話しにくかったので。)
教室を嫌がるようになってきたので、
約束するのをやめたことと、
楽しんできて、とだけ伝えたいということを
先生にお伝えしました。
それでもし、またご迷惑がかかるなら、
教えて欲しいと伝えました。
「わかりました!
では私が、レッスンの前に、長男くんにじゃなくて皆に、教室でのお約束を話すことにしますね♪
それでやってみましょう!」
と、先生。
そして次の回。
私はまた、
今日も楽しんできてね♪
とだけ伝えて、長男を見送りました。
そしてお迎えの時。
「お母さん、長男くん、今日はほとんどずっと皆と一緒に参加できたんですよー!」
また、先生がとっても褒めてくれました。(^_^)
長男も、ニコニコして登場。(*^^*)
長男の思い。
今考えると、本当に、教室は楽しくて、先生のことも好きだったようです。
ただ、先生や母から「きちんとできない」と思われていることを察し、また怒られるんじゃ…という不安があったのではないかと思います。
英語教室=母の真剣な顔+注意されるところ
というイメージが作られてしまったのかもしれません。
今は、長男を信じて、
笑顔で送り出しています。
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習い事…
「本人がやりたがったから」
という理由で始める場合も、多いと思います。
それが、途中から、
・やるからには長く続けてほしい
・やるからには、上を目指してほしい
・お金を払っている分、頑張ってほしい
など、大人の気持ちが上乗せされてくることも、
多いと思います。
それが知らないうちに、子どもの負担となっている場合があるかもしれません。
☆習い事が嫌になったとき…まとめ☆
親の気持ちは置いといて、
子どもの気持ちに寄り添ってみると、
良いのかもしれません。
嫌がるには何か理由があるはず。
嫌がってまで、行くべきところなのか?
もう一度考えてみるのも良いかもしれません。
それから、先生も頼る。
よい方向に進むかもしれません。
☆好きこそ物の上手なれ!!
私は、そう思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。
(*^^*)